
治療の流れ
矯正治療においては最適な治療の時期というものがあります。平均的な治療の流れですので参考程度にご覧下さい。
問診票を記入していただいた後、お口のなかを拝見し、矯正治療の流れ、料金、期間などについて概算のお話をいたします。
希望される場合は、その日にSTEP2の「検査」を行うことも可能です。
その日に検査を行い検査・診断料をお支払いいただける場合には、初診料2,000円を割引いたします。
検査結果を元に治療計画、治療費、治療期間について詳細にお話しします。
診断が終わり次第、その日にSTEP4の「はみがき指導」を行います。
写真撮影、X線(レントゲン)検査、印象採得(お口の模型を作るための型取り)を行います。
はみがき指導を行います。
装置がつく前にちゃんと歯が磨けるようになっていることが重要です。
通常、1〜2週間おきに2〜3回通院していただきます。
すぐに治療が始まらない場合には、最適な治療の時期まで3か月〜1年毎に経過観察を行います。
奥歯にバンドを装着するために奥歯の前後に小さな輪ゴムをはさみます。
装置を装着します。
月に一度来院していただき、装置の調節を行います。
治療期間は第2期治療でおおよそ2年
第1期治療でおおよそ1年です。
*毎月のお支払い、治療期間は診断時に詳細にお話しします。
装置を撤去します。
その日に検査を行います。
保定装置を装着します。
通常、装置撤去した翌日の診療日に来院していただきます。
保定装置のチェックを行います。
初回は保定装置装着1か月後に来院していただき、結果報告を行います。
3、4か月〜半年毎の通院となります。
保定期間は第2期治療でおおよそ2年
第1期治療でおおよ1年です。
保定期間終了となります。
保定装置を除去し、検査を行います。
第1期治療後は第2期治療まで半年〜1年毎の経過観察となります。
第2期治療後については保定期間の延長を希望される場合には、半年〜1年毎の通院とし、来院毎に2,000円を頂戴いたします。
治療費用
当院では、矯正治療にかかる料金をトータルフィー(治療全体での金額)とし、初めに決めて診断時に提示しております。矯正治療は、虫歯の治療などの一般的な歯科治療と異なり、治療やメインテナンスが長期に渡ります。その日何をしたかによって治療費が決まるのでは、最終的にいくらかかるのかはっきりしないのです。私は、最初から最後までの一連の治療に対する対価として治療費を決めるべきだと考えております。
当院では、患者さんに支払い計画書を作成して頂き、無理のないようにお支払い頂くシステムを採用しております。
基本料金
| 初診相談料 | 2,000円 レントゲン写真の撮影代等を含みます。説明時間を含めて大体1時間かけて患者さんの状態を説明致します。大体1時間くらいかかりますので、事前にご予約をお願いします。 |
|---|---|
| 検査診断料 | 5万円 最初の1回だけの検査診断料ではありません。治療途中の写真、装置撤去時の検査診断、保定装置終了時の検査診断等、全ての検査診断を含めた料金です。 |
矯正治療費
矯正治療には大きく分けて二つの流れがあり、料金が異なります。
| 子供の歯と永久歯とが混在している混合歯列期(小学校低学年から中学年の頃)に一度1年間くらいの矯正治療(第I期治療)を行い、その後必要であれば永久歯列期に仕上げの治療(第II期治療)を行う場合。 | 第I期治療 20万〜35万円 (検査診断料3万円含む) 第II期治療 45万〜70万円 |
|---|---|
| 永久歯列期まで待って矯正治療を行う場合。(第II期治療のみ) | 80万~90万円 |
支払い方法
- 受付での現金払い(手数料がかからずその場で領収書をお渡し出来ます)
- 銀行振込 (振込手数料は患者さんにご負担頂きます)
※クレジットカード払い等はお受けしておりません。
矯正治療に伴う一般的なリスクや副作用
矯正治療には以下の一般的なリスク・副作用があることをご理解ください。 すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間1~2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
(日本矯正歯科学会ホームページより抜粋)
